[法人向け]製造業に強い人材派遣会社・製造請負会社を徹底調査

1人材の採用力

多くの人数を確保するためには、それ相応の採用の仕組みが必要です。
独自の求人媒体で積極的な採用活動をしていたり、国内だけでなく海外も含めた人材獲得の仕組みを持っているかなどをチェックしましょう。
また資本金の大きな企業は銀行からの信頼度も一般的に高く、人材派遣業の中核である人材採用への資本投入にメリットがあります。

2人材の安定性（定着性）

人材を確保できたとしても、スグに辞めてしまったり、欠勤が多いなどの問題は生産性に大きく影響します。人材が安定的に働いてもらえる工夫をしているかなども確認しましょう。
たとえば「優良派遣事業者認定（マル優・派遣元マル優）」を取得しているかも一つの指標です。派遣元マル優は「派遣社員のキャリア形成支援や、より良い労働環境の確保、派遣先でのトラブル予防」など、派遣社員や派遣先にとって安心できるサービスになっているかについて、一定の基準で満たしているという目安になります。

3コンプライアンス遵守

上の2.で取りあげた「優良派遣事業者認定（マル優）」のほか、請負業としては「製造請負事業優良適正事業者認定（GJマーク）」を取得や「プライバシーマーク（Pマーク）」を取得は、各社のコンプライアンスへの意識を知る目安となります。
派遣社員のコンプライアンス違反は、顧客からの信頼喪失や企業価値の低下につながります。上記の他にもコンプライアンス遵守のために独自の取組みしている人材派遣会社・製造請負会社もあるので、慎重に検討しリスクマネジメントを徹底したいところです。

4製品・サービス品質に
こだわる姿勢（QCサークル活動）

特にものづくり製造業の業務請負・人材派遣で重視したいのは、品質管理（QC）です。各社それぞれQCに対する取組みがありますが、中でもQCサークル活動（小集団改善活動）は各社の公式サイトの情報などからもわかりやすい指標の一つです。
「ものづくりは人づくり」と言われますが、QCサークル活動はモノづくりの品質向上を通した、人材の育成も兼ねた活動です。QCサークル活動に力を入れているということは、その人材派遣会社・業務請負会社が人材育成・教育にも注力していると考えてもよいでしょう。